先日、山梨県の佐野川キャンプ場へキャンプをしに行ってきたのだが、そのキャンプ場から車で1分くらいのところに佐野川温泉という温泉を発見。
こんな近くにあるのに行かないわけには行かないというわけで、足を運んでみることにした。
人によるかも?接客が最低な宿
キャンプ場から車で1分の場所にあると言うところから気づいたかもしれないが、佐野川温泉は、「こんなところに温泉があるのか…?」と疑問に思ってしまう道を進んでいく必要がある。
場所からも秘湯感があるし、とてもマニアックな温泉なんだろうなということが想定できた。
見た目は木の看板が設置され良い雰囲気!
期待して宿の中にはいると、「ピンポーン」という来客を知らせるチャイムが。
誰か来るのかと少し待ったが誰もこないので、勝手に上がり、キョロキョロすると、すぐ横に受付のような場所があったので、そこへ向かった。
すると、おじさんがパソコンを渋いかをで見ている。
「日帰り入浴したいんですけど」と声をかけると、「いいよ」、「1人650円」と笑顔もなく答えられる。
払い終わったら、「お風呂そっちだから」的な事を言われ、接客終了。
今までいろいろな温泉に入ってきたが、中々の接客レベル。笑
まず驚いたのは秘湯感などではなく、その接客レベルの低さであった。
まぁ、これも含めて秘湯なのだろう…
ちなみに、2日間連続でお風呂に入りに行ったのだが、2日目はおばさんが対応してくれ、おじさんよりはマシな接客だった。
人によって接客の品質がかなり異なっているようだ。
お風呂に入る前に、どんな接客をされるかを楽しむのも佐野川温泉の醍醐味なのだろう。
泉温31.5度の温水プールのような温泉
お風呂はいたって普通の温泉、内湯と外湯が2つずつ用意されている。
他の温泉と違う点といえば、その各2つの温泉は、加温源泉と源泉掛け流しの2種類という事だ。
佐野川温泉は泉質が31.5度とても低いため、入った後に、「熱っ」ってなることはなく、冬ならむしろ凍えてしまう。
31.5度というと、市民プールなどの水温(30度に設定されている所が多い)と同じくらいの温度なので、凍えてしまうのも当然ちゃ当然だ。
そのため、加温したお湯を用意してくれており、しっかりと体をあっためることができる。
ちなみに、お湯は単純硫黄泉で源泉であれば飲むこともできるため、興味がある方は是非飲んでいただきたい。
源泉に浸かると泡だらけになる
温泉に来ているのだから、加温しているお湯に入ってゆったりとしてもらっても良いのだが、佐野川温泉に来たのなら、是非源泉に入って欲しい。(特に露天風呂がおすすめ!
というのも、佐野川温泉のお湯は温度が低いため、長く入っていられるのだが、約15分くらい入っていると、肌に見たこともないくらいの泡がびっしりとついてくる。
泡が付いている腕を握るとプチプチ泡が割れる感覚がするし、お風呂から出るときにも泡が割れた音がする、それくらいしっかりとした泡なのだ。
普通の温泉はそんなに長く入れないからまとわりつかないのか、佐野川温泉が特殊なのかはわからないが、こんなことは今までにはなく、なんだか不思議な経験をすることができた。
この泡のおかげかどうかはわからないが、ぬるいお湯にもかかわらず、上がったときには体がポカポカで疲れもスッキリとれていた。
おそるべし、佐野川温泉…
最後に
今までに体験したことがない、泡が体についてくる泉質の佐野川温泉。
夏なんかは気持ちよく長風呂ができそうで、個人的にとても気に入った。
接客の質が悪い所込みでも、一度は行って欲しい温泉である。